一時不停止は、取り締まり件数のなかでも上位を占める違反です。「止まったつもり」で通過してしまうケースが多く、出会い頭の事故にもつながりやすいのが特徴です。止まることは取り締まりを避けるためではなく、自分と相手の安全を守るための基本動作でもあります。ここでは「止まれ」の意味と正しい停止のしかた、反則金・点数の目安、そして事故が起きやすい場所を整理します。
一時不停止とは
「止まれ」の標識や道路標示がある場所で、停止線の直前で一時停止をしなかった場合の違反です。正式には「指定場所一時不停止等」と呼ばれ、標識だけでなく、路面に白線で描かれた「止まれ」の標示がある場所も対象になります。日本の「止まれ」は赤い逆三角形の標識で、ここでは必ず車を完全に停止させ、左右の安全を確認してから進む必要があります。
「一時停止」とは、速度を落とすことでも、ゆっくり通過することでもありません。タイヤの回転が完全に止まることを指します。「止まったつもり」でも実際には動いていることが多く、そこが見落とされがちなポイントです。
ポイント:「一時停止」は速度を落とすことではなく、タイヤが完全に止まること。停止線の直前で止まり、左右の安全を確かめてから発進しましょう。
なぜ危険・どこで起きる
一時不停止が問題になるのは、単に取り締まりの対象だからではありません。停止せずに交差点へ進入すると、左右から来る車やバイク、歩行者・自転車と出会い頭に衝突する危険が高まります。
とくに見通しの悪い交差点や、信号のない生活道路では、止まって確認しないと相手に気づくのが遅れます。「いつも通っている道だから大丈夫」という慣れが、確認をおろそかにする原因になりがちです。見えないところから相手が来ることを前提に、いったん止まって確認する習慣が事故を防ぎます。
「止まった」と言える正しい停止
自分では「ちゃんと止まった」と思っていても、実際にはタイヤが完全に止まっていないことがあります。正しい一時停止のポイントを押さえておきましょう。
停止位置は停止線の直前です。停止線を越えてから止まると、不停止と判断されることがあります。
タイヤの回転が完全に止まるまで停止します。ゆっくり通過する「徐行」は一時停止ではありません。
停止したうえで左右の安全を目視で確認します。「◯秒止まれば良い」という秒数の決まりはなく、安全を確認できる停止が必要です。
反則金・違反点数の目安
指定場所での一時不停止等に対する反則金・違反点数の目安は次のとおりです。
※ 金額・点数は一例です。反則金は交通反則通告制度に基づくもので、違反の態様や最新の法令により異なります。詳細は必ず公式情報をご確認ください。
ほかの違反の反則金や点数は、交通違反の反則金一覧と交通違反の点数一覧にまとめています。
多い場所・時間帯
一時不停止は、信号のない生活道路や通学路の交差点で起きやすい違反です。とくに信号のないT字路や、建物・塀で見通しがきかない角は注意が必要です。朝夕の通勤・通学の時間帯は歩行者や自転車も多く、出会い頭のリスクが高まります。走り慣れた道ほど「止まれ」を意識して、停止線の直前で確実に止まりましょう。
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よくある質問
一時停止は「タイヤが完全に止まること」が基本です。徐行や低速での通過は一時停止と認められず、指定場所一時不停止等として扱われる場合があります。安全確認のためにも、停止線の直前で確実に止まりましょう。
「◯秒」という秒数の決まりはありません。大切なのはタイヤを完全に止め、左右の安全を目視で確認できることです。数字にとらわれず、確実に停止・確認してから発進してください。
標識や停止線が見えにくい場所ほど、出会い頭の危険が高まります。生活道路や見通しの悪い交差点では、速度を落として安全を確認する意識が大切です。(本記事は注意喚起を目的とした一般情報です)
走行予定エリアを事前に確認し、一時不停止が起きやすい地点を「気をつけよう」という意識づけにご活用ください。取り締まりの回避を目的としたものではありません。
本記事は安全運転の注意喚起を目的とした一般的な情報提供です。取り締まりの回避を勧めるものではありません。最新かつ正確な情報は、警察庁・各都道府県警察などの公式情報をご確認ください。