携帯電話使用等違反の種類

携帯・ながらスマホ運転とは?2019年厳罰化後の反則金・点数

「一瞬だけ」が事故につながる。運転中の携帯電話使用(ながらスマホ)の2つの区分と、2019年12月の厳罰化後の反則金・点数の目安を整理します。

取り締まりマップ編集部安全運転支援チーム
公開:2026.07.094分で読めます
運転中にスマホを保持する手と注意マーク、マスコットのトラくんを描いたイラスト

信号待ちならまだしも、走行中はスマートフォンの画面へ一瞬目をやっている間も車は止まってくれません。たとえば時速60kmで走行していると、1秒で約17m、2秒なら30m以上も前に進む計算になります。「一瞬だけ」のつもりが、わき見による重大な事故につながりやすいのが、運転中の携帯電話使用、いわゆる「ながらスマホ」です。ここでは「保持」と「交通の危険」という2つの区分の違いから、2019年12月の厳罰化後の反則金・点数の目安、そして危険な理由までを整理します。

携帯電話使用等とは

携帯電話使用等とは、運転中に携帯電話・スマートフォンを通話のために手で保持したり、画面を注視したりする行為を規制する違反です。大きく分けて、走行中に携帯電話を手に持って通話したり画面を見つめたりする「保持」と、その結果として他の車や歩行者に急ハンドル・急ブレーキを踏ませるなど交通の危険を生じさせた場合の「交通の危険」の2つに区分されます。

「保持」はスマートフォンを手に持って操作・注視している状態そのものが対象になるのに対して、「交通の危険」は実際に事故につながりかねない具体的な危険を生じさせたかどうかが問われます。同じ「ながらスマホ」でも、この2区分で扱いの重さはまったく異なります。

ポイント:「交通の危険」に当たると反則金では済まず、点数6点で即座に免許停止・刑事罰の対象になります。

2019年12月の厳罰化のポイント

2019年12月1日の道路交通法改正で、「保持」に対する反則金・違反点数は大きく引き上げられました。それまで1点だった違反点数は3点となり、反則金もおよそ3倍の水準になっています。厳罰化の背景にある考え方はながら運転の厳罰化でも取り上げているので、あわせてご覧ください。

一方で、同じ「ながらスマホ」でも「保持」と「交通の危険」とでは、点数・扱いの重さがまったく違います。次の図で、この2区分の違いを確認しておきましょう。

携帯電話使用等の「保持」と「交通の危険」の2区分を対比した図
図:「保持」と「交通の危険」の違い

反則金・違反点数の目安

「保持」に対する反則金・違反点数の目安は次のとおりです。

車種反則金(保持)違反点数(保持)
大型車25,000円3点
普通車18,000円3点
二輪車15,000円3点
原付12,000円3点

※ 「保持」の一例(2019年12月改正後)です。「交通の危険」は反則金の適用がなく罰則の対象です。「拘禁刑」は2025年6月に懲役・禁錮を一本化した刑です。最新の法令は必ず公式情報をご確認ください。

「交通の危険」の場合:違反点数は6点で即座に免許停止の対象。罰則は1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金です。

ほかの違反の反則金や点数は、交通違反の反則金一覧交通違反の点数一覧にまとめています。

なぜ危険・注意点

携帯電話使用等が危険なのは、画面を見ている間、視線も注意力も前方から離れてしまう点にあります。ほんの1〜2秒のわき見でも、前方の車の減速や歩行者の飛び出しに気づくのが遅れ、追突や見落としによる事故につながります。着信音やメッセージの通知が鳴った瞬間に「少しだけ」と手を伸ばしてしまう油断が、重大な結果を招きかねません。

こうした「操作したくなる状況」自体を減らす工夫が有効です。運転前に通知をオフにする、ナビや音楽は発進前に設定を終えておく、電話は運転前後にかけ直す——といった小さな準備の積み重ねが、ながらスマホを防ぐいちばんの対策になります。

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よくある質問

完全に停止している間の操作は「携帯電話使用等」の対象外とされますが、発進後も操作を続ければ違反になり得ます。安全のため運転前後の操作を基本にしましょう。

手に保持しないハンズフリー機器での通話は直接の対象外とされますが、画面の注視や不注意で交通の危険を生じさせれば別の違反となる場合があります。自治体の条例にも注意してください。

走行中に画面を注視すると違反となる場合があります。停車してから操作しましょう。(本記事は注意喚起を目的とした一般情報です)

走行予定エリアを事前に確認し、「ながら運転をしない」意識づけにご活用ください。取り締まりの回避を目的としたものではありません。

本記事は安全運転の注意喚起を目的とした一般的な情報提供です。取り締まりの回避を勧めるものではありません。最新かつ正確な情報は、警察庁・各都道府県警察などの公式情報をご確認ください。