運転免許の情報をマイナンバーカードに記録できる「マイナ免許証」が、2025年3月24日から始まっています。免許証とマイナンバーカードが1枚にまとまる制度ですが、全員が1枚にしなければならないわけではありません。ここでは、3つの持ち方と、実際にどれくらい使われているのかを整理します。
持ち方は3通り
マイナ免許証の制度では、免許証の持ち方を次の3つから選べます。
運転免許情報を記録したマイナンバーカードだけを持ちます。従来の免許証は返納します。住所・氏名変更のワンストップ化などのメリットは、この持ち方で受けられます。
マイナ免許証と従来の運転免許証の両方を持ちます。券面で免許の種類や有効期間を確認できる従来の免許証を残しつつ、マイナ免許証の機能も使えます。
これまでどおり、従来の運転免許証だけを持ちます。マイナ免許証にしない選択もできます。
運転するときは、免許証かマイナ免許証のいずれかを携帯している必要があります。
ポイント:全員がマイナ免許証にする必要はありません。従来の免許証だけを持ち続けることもできます。
何が記録され、何が記録されないか
マイナ免許証では、免許の情報がマイナンバーカードのICチップに記録されます。記録されるのは、マイナ免許証の番号、免許の年月日と有効期間の末日、免許の種類、免許の条件、顔写真などです。
注意したいのは、マイナンバーカードの券面(表面)には、免許に関する事項が記載されないという点です。免許の種類や有効期間を確認するには、マイナポータルや専用の読み取りアプリを使う必要があります。
2026年6月末時点の保有状況
警察庁が公表している保有者数を見ると、2枚持ちが多いことがわかります。
※ 警察庁「令和8年6月末時点のマイナ免許証保有者数」によります。保有状況は時期によって変わります。詳細は必ず公式情報をご確認ください。
マイナ免許証を保有する人のうち、およそ7割が2枚持ちを選んでいます。この背景には、前の節で見た「券面に免許事項が記載されない」ことがあると考えられます。従来の免許証を残しておけば、券面を見るだけで種類や有効期間を確認できるためです。
ポイント:2026年6月末時点で、マイナ免許証保有者の約71.9%が2枚持ちを選んでいます。券面で免許情報を確認できる従来の免許証を残す人が多いということです。
なお、この保有者数は時期によって変わっていくものです。上の数値は2026年6月末時点のものとして受け取ってください。
マイナ免許証のメリット
警察庁は、一体化のメリットとして次の4点を挙げています。
住所・氏名の変更手続がワンストップ化され、市町村に届け出れば警察への変更届出が不要になります(マイナ免許証のみ)。
更新時講習をオンラインで受講できます(優良運転者・一般運転者の講習が対象)。
居住する都道府県以外の窓口で行う更新手続(経由地更新)が迅速化され、申請できる期間が延長されます。
更新時の手数料が、従来の免許証と比べて安く設定されています。具体的な金額は都道府県によって異なります。
手数料は都道府県ごとに定められているため、実際の金額はお住まいの都道府県警察の公式情報でご確認ください。
カード更新時の自動引継ぎ
マイナ免許証を使ううえで気になるのが、マイナンバーカード自体を更新するときの扱いです。この点については、2025年9月1日から自動引継ぎの運用が始まっています。
マイナ免許証を保有する人がマイナンバーカードを更新したとき、新しいカードに免許情報が自動的に引き継がれます。カードの交付申請の際に「マイナ免許証等継続利用」の手続を行うことが必要です。
どの持ち方を選ぶか
3つの持ち方は、それぞれに向き不向きがあります。手続のワンストップ化やオンライン講習、手数料の安さを重視するなら「マイナ免許証のみ」、券面での確認しやすさを残したいなら「2枚持ち」、当面は変えたくないなら「従来の免許証のみ」——という選び方になります。
2026年6月末時点で約7割が2枚持ちを選んでいることからも、「まず2枚持ちで様子を見る」という判断をした人が多いことがうかがえます。どの持ち方でも、運転に必要な免許そのものが変わるわけではありません。
見かけた取り締まりを共有して、みんなの注意喚起に。
よくある質問
選べます。持ち方は3通りで、①マイナ免許証のみ、②マイナ免許証と従来の運転免許証の2枚持ち、③従来の運転免許証のみ、のいずれかです。従来の免許証だけを持ち続けることもできます。運転の際は、免許証かマイナ免許証のいずれかを携帯する必要があります。
マイナンバーカードのICチップに、マイナ免許証の番号、免許の年月日と有効期間の末日、免許の種類、免許の条件、顔写真などが記録されます。マイナンバーカードの券面(表面)に免許に関する事項は記載されません。券面で種類や有効期間を確認できないことが、2枚持ちが多い理由の一つとされています。
主なメリットは4つです。①住所・氏名の変更手続がワンストップ化される(マイナ免許証のみ)、②更新時講習をオンラインで受講できる(優良運転者・一般運転者)、③居住地以外での更新(経由地更新)が迅速化される、④更新時の手数料が従来の免許証より安い、とされています。
2025年9月1日から、マイナ免許証を保有する方がマイナンバーカードを更新したときに、新しいカードへ免許情報が自動的に引き継がれる運用が始まっています。カードの交付申請の際に「マイナ免許証等継続利用」の手続を行う必要があります。
走行予定エリアを事前に確認し、注意したい地点を「気をつけよう」という意識づけにご活用ください。取り締まりの回避を目的としたものではありません。
本記事は安全運転の注意喚起を目的とした一般的な情報提供です。取り締まりの回避を勧めるものではありません。最新かつ正確な情報は、警察庁・各都道府県警察などの公式情報をご確認ください。