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薄暮・夜間の歩行者事故はなぜ多い?前照灯と反射材・違反点数の目安

日の入り前後1時間の薄暮は、歩行者事故が集中する時間帯です。見えにくさという原因から、運転者の前照灯・歩行者の反射材、点数の目安までを整理します。

取り締まりマップ編集部安全運転支援チーム
公開:2026.07.243分で読めます
薄暮の道路で横断歩道以外を横断する歩行者と前照灯を点けた車を、マスコットのトラくんを添えて描いたイラスト

日の入り前後の薄暮や夜間は、歩行者の事故が集中する時間帯です。明るさが急に変わり、運転者から歩行者が見えにくくなるためです。ここでは薄暮に事故が多い理由と、運転者・歩行者それぞれの備え、事故のときの違反点数を整理します。本記事は特定の実在事故ではなく、一般的な解説です。

① どんな事故か

警察庁『薄暮時間帯における交通事故防止』によると、薄暮とは日の入り時刻の前後1時間を指し(月日や地域で異なります)、おおむね17時台から19時台にあたります。この時間帯は自動車と歩行者の衝突が多く、事故類型では横断中が約8割を占めます。そして、その約7割が横断歩道以外の場所で起きています。

歩行者横断中の事故が夜間に死亡へつながりやすいことは、歩行者横断中の事故でも整理しています。薄暮はその入り口となる、見え方が急に変わる時間帯だといえます。

ポイント:薄暮は、明るさが急に変わって歩行者が見えにくくなり、発見が遅れやすい時間帯です。

② なぜ起きるか

薄暮・夜間は、運転者から歩行者が見えにくく、発見が遅れがちです。同じ夜間の歩行中の死者でも、年齢によって背景が異なることが分かっています(令和6年のデータ)。

65歳未満では、路上に寝てしまう「路上横臥」が多く、その多くで飲酒が確認されています。一方、65歳以上では、横断歩道以外の場所を横断していた例が多く、反射材を身に着けていた人はごくわずかでした。どちらも「悪い」と決めつけるためではなく、時間帯と状況に応じた備えを考えるための事実として押さえておきたい点です。

反射材のありなしで運転者からの歩行者の発見距離が変わることを2コマで示した図
図版:反射材ありなしで運転者からの見え方が変わる

③ どの違反か・何点か

運転者の側は、横断中の歩行者の通行を妨げた場合、横断歩行者等妨害等(2点)などに問われることがあります。そして、事故がけがや死亡につながると、この基礎点数に、事故の結果に応じた付加点数が加算されます。付加点数は、次のように事故の程度と責任の程度で決まります。

事故の程度専ら本人の不注意による場合その他の場合
人の死亡に係る事故20点13点
治療期間3月以上または後遺障害あり13点9点
治療期間30日以上3月未満9点6点
治療期間15日以上30日未満6点4点
治療期間15日未満または建造物損壊3点2点

※ 警視庁『交通事故の付加点数』による。点数の詳しい考え方は歩行者横断中の事故でも扱っています。

④ 防ぎ方

運転者の側は、暗くなる前に前照灯を早めに点灯し、横断歩道以外でも人が渡ってくる前提で速度を控えることが基本です。歩行者の側も、反射材や明るい色の服を身に着けると、運転者から早く発見されやすくなります。できるだけ横断歩道を使い、渡る前に車の動きを確かめることも大切です。

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よくある質問

日の入り時刻の前後1時間を指します(月日や地域で異なります)。おおむね17時台から19時台にあたり、この時間帯に歩行者事故が多発します(警察庁『薄暮時間帯における交通事故防止』)。

明るさが急に変わり、運転者から歩行者が見えにくく発見が遅れるためです。薄暮の事故は横断中が約8割を占め、その約7割が横断歩道以外で起きています(警察庁)。

前照灯を早めに点灯し、横断歩道以外でも人が横断してくる前提で速度を控えることです。歩行者側も、反射材や明るい色の服が発見されやすさにつながります。

いいえ。特定の実在事故ではなく、薄暮・夜間の歩行者事故の一般的・教育的な解説です。注意喚起を目的とした一般情報です。

本記事は安全運転の注意喚起を目的とした一般的な情報提供です。取り締まりの回避を勧めるものではありません。最新かつ正確な情報は、警察庁・各都道府県警察などの公式情報をご確認ください。