事故から学ぶ事故から学ぶ

出会い頭事故はなぜ起きる?原因と防ぎ方・違反点数の目安

見通しの悪い交差点で起きやすい出会い頭。件数は追突に次ぐ2位です。原因・防ぎ方・点数の目安までを、一時不停止や信号無視との関係とあわせて整理します。

取り締まりマップ編集部安全運転支援チーム
公開:2026.06.24更新:2026.07.233分で読めます
塀や建物で見通しの悪い交差点と赤い逆三角の止まれ標識を、マスコットのトラくんを添えて描いたイラスト

見通しの悪い交差点では、一時不停止や信号無視をきっかけとした「出会い頭事故」が起きやすいとされます。互いの接近に気づくのが遅れ、交差点の中央付近でぶつかる——それが出会い頭です。件数は追突に次いで多く、追突より死亡につながる割合が高いのが特徴です。本記事は特定の事故ではなく、一般的な類型を例に、原因と防ぎ方、点数の目安を整理します。

① どんな事故か

内閣府『令和8年版交通安全白書』によると、令和7年(2025年)中の交通事故で、出会い頭は全事故の26.0%を占め、追突に次ぐ2位です。死亡事故に占める割合は11.7%で、追突(5.6%)より高くなっています。交差点の側方からの衝突は避けきれずに車体の側面へ直接ぶつかりやすく、追突より重大な結果につながりやすいと考えられます。件数と死亡率の関係は事故類型の総論でも整理しています。

ポイント:出会い頭は追突に次いで多く、死亡につながる割合は追突より高い類型です。

② なぜ起きるか

出会い頭が起きやすいのは、信号のない交差点、見通しの悪い住宅街の角、一時停止標識のある側道からの進入といった場面です。塀や建物で視界が遮られていると、互いの接近に気づくのが遅れます。「いつも通る道だから」という慣れも、確認をおろそかにする一因になります。見えないところから相手が来る前提で、いったん止まって確認することが欠かせません。

見通しの悪い交差点で停止線・止まれ標識と左右からの接近を示した俯瞰図
図版:見通しの悪い交差点での出会い頭リスク

③ どの違反か・何点か

出会い頭で問われやすい典型的な違反は、一時不停止信号無視です。いずれも基礎点数は2点ですが、事故がけがや死亡につながると、これに事故の結果に応じた付加点数が加算されます。付加点数は、次のように事故の程度と責任の程度で決まります。

事故の程度専ら本人の不注意による場合その他の場合
人の死亡に係る事故20点13点
治療期間3月以上または後遺障害あり13点9点
治療期間30日以上3月未満9点6点
治療期間15日以上30日未満6点4点
治療期間15日未満または建造物損壊3点2点

※ 警視庁『交通事故の付加点数』による。

一時停止の標識で止まらずに交差点へ進入して事故になれば、基礎点数だけでは済まず、相手のけがの程度によっては免許の停止に至る点数になることもあります。

④ 防ぎ方

出会い頭を防ぐ基本は、速度を落とすこと、「止まれ」では停止線の直前で完全に止まること、そして左右の安全を目視で確認してから進むことです。見えないところに車や歩行者・自転車がいる前提で進めば、出会い頭の多くは防げます。走り慣れた道ほど、確認を省かない意識が大切です。

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よくある質問

令和7年(2025年)の統計では、出会い頭は全事故の26.0%で追突に次ぐ2位です。死亡事故に占める割合は11.7%で、追突より死亡につながる割合が高いのが特徴です(内閣府『令和8年版交通安全白書』)。

見通しの悪い交差点での一時不停止や信号無視が典型です。事故になると、これらの違反の基礎点数(いずれも2点)に、けがの程度などに応じた付加点数が加わります(警視庁『交通事故の付加点数』)。

「止まれ」では停止線の直前で完全に止まり、左右の安全を目視で確認してから進むことです。速度を落とし、見えないところに車や歩行者がいる前提で進む意識が事故を防ぎます。

いいえ。特定の実在事故ではなく、交差点で起きやすい事故の類型を一般的・教育的な例として扱っています。注意喚起を目的とした一般情報です。

本記事は安全運転の注意喚起を目的とした一般的な情報提供です。取り締まりの回避を勧めるものではありません。最新かつ正確な情報は、警察庁・各都道府県警察などの公式情報をご確認ください。